LPガスと都市ガスってどう違うの?

LPガスと都市ガスでは成分が違い、供給方法もそれぞれ異なります。

LPガスは、プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガスです。
マイナス42℃まで冷すと液体になり、体積が250分の1に小さくなりますので、
ボンベに充てんされ販売業者によって各家庭まで配送され、家庭で使用されます。

都市ガスは、メタンを主な成分に持つ天然ガスです。
道路の下のガス導管を通じて供給され、ガスメーターを経て家庭で使用されます。

発熱量や比重も異なります。

LPガスと都市ガスとでは1㎥あたりの発熱量も違い、都市ガスは45MJ/㎥であるのに比べてLPガスが99MJ/㎥と約2倍高いです。
LPガスの方が発熱量が大きく火力が強いため、ガス使用量が同じである場合ガス料金は高く感じますが、発熱量に大きな違いがあることをご勘案ください。
また、LPガスは空気より重く床面等の低いところに滞留するのに対し、都市ガスは軽いため天井付近の高いところに溜まるという違いもありますので、ガス漏れ等があった場合このことをご留意ください。

LPガスは災害時に強い分散型エネルギー!

LPガスは、各家庭個別にガスを供給しているので、配管など供給設備の点検も短時間で済み、異常があればその場で修理することができます。そのため、復旧までの時間が短く、災害時も役立ちます!

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